IKEBANA いけばな
KADOHYOGENHA「華道表現派」
「一花真情を表し 一華自然を現す」
華道表現派はこの心を発信し100年になります。
「芸術活動としての花」を信条とし、自由花を主体とする流派です。自然を敬い、花を生き方の反映として感動を素直に表現するのが「いけばな」だと考えています。
形式にとらわれず、古典的ないけばなの姿を伝承しながら新しいいけばなに取り組んでいます。
*おけいこ
月1回、月2回、個人指導。
体験もおこなっておりますのでお気軽にお申し込みください。(1回3000円にて)
詳しくはCONTACTよりお尋ねください。
華道表現派 四世家元
小山フラワーデザインアートスクール代表
小山幸容
日本人と花
樹木は神の依代である。
神霊が樹木に天降(あもり)するという民俗信仰の習俗を投影し、いけ花は花よりも枝を立てることに基本的精神がある。一方、咲く花は、死霊をよみがえらせる象徴と考えられた。
花見が本来、農作物吉凶を判断する予祝行事で、苗代の水口に花を挿し田の神を祭る行事もあるように、花の「咲く、散る」は死滅再生の象徴として神秘畏敬され、花の生命を凝視する日本人の心を培った。 こうした感覚が、花の生命を高揚させるいけ花を生む精神的土壌となった。
花を好みの場に移し生かし育てることは、古代貴族の屋敷内に花園をつくることでまず現れた。
庭の前栽(植え込み)の花は、貴人邸宅の酒宴で歌を詠み、瓶に花を切って挿す鑑賞へ移行する。
日本人と花とのかかわりは、古来的信仰が仏教的に潤色され屋外から屋内へと美しく加工される。
仏教が貴族に受容され、仏前の供花(くげ)を瓶子(へいし)や壺や皿などに挿し献ずる風習が一般化し、勤めとしてシキミやハスの花など仏前供養の献供作法も入った。貴族の歌合(うたあわせ)、貝合の一類としての花合(はなあわせ)は、積極的に美しい花をつくりだそうとする傾向を促した。
中国宋代の花卉(かき)園芸の影響もあり、園芸が平安時代の公家生活のたしなみ事とされ、品種の多様化とともに葉を摘んだり枝を整えたりというくふうによって、草木花の形姿を美しくつくることがなされたが、物合の花も優劣を競う遊びのなかで、おもしろさ、珍しさへの趣向が凝らされた。
こうした趣味性をもった花そのものへの指向が、民俗信仰や仏教のもつ宗教性から花を独立させ、いけ花の誕生を促すことになった。